Skills(AIへの業務マニュアル)
スキルは一回限りのプロンプトとは異なり、繰り返し作業を自動化し、一貫した品質を得るためにAIに提供する再利用可能な業務マニュアルです。
なぜスキルを使うべきか?
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| 繰り返し自動化 | /pptのような短いキーワード一つで複雑な作業を自動実行 |
| 品質の一貫性 | 決まった順序・形式・チェックリストを強制して常に同じ成果物を生成 |
| チーム共有 | Gitで共有すればチーム全体が同じ自動化システムを利用可能 |
CLAUDE.md vs カスタムコマンド vs Skills
| CLAUDE.md | カスタムコマンド | Skills | |
|---|---|---|---|
| ロードタイミング | 常に全体ロード | 呼び出し時にロード | 必要な時だけロード |
| コンテキストコスト | 高い | 中程度 | 非常に低い |
| 用途 | グローバルルール | 繰り返しワークフロー | ドメイン専門知識 |
2段階ローディング方式(核心)
スキルがコンテキストを節約できる理由がこの2段階ローディングにあります。
1段階(通常時)
→ スキル名 + 一行説明のみロード(約50〜100バイト)
→ コンテキストをほぼ使用しない
2段階(呼び出し時)
→ リクエストがスキルの目的と一致すると判断された時のみ
→ SKILL.md本文 + 参照ファイル全体をロード(On-demand)CLAUDE.mdやMCPツールは常に全内容をロードしますが、スキルは必要な時だけロードされるためコンテキストを大幅に節約できます。
スキルの保存場所
~/.claude/skills/ # 個人用(全プロジェクトで使用)
.claude/skills/ # プロジェクト用(該当プロジェクトのみで使用)チームと共有するには.claude/skills/に入れてGitにコミットしてください。
スキルの作成
方法1 — プラグインで自動生成(推奨)
/install-plugin skill-creatorインストール後、自然言語でリクエストするとベストプラクティスが適用されたSKILL.mdを自動生成します。
"PPTプレゼン資料を自動生成するスキルを作って"方法2 — 直接作成
.claude/skills/my-skill/SKILL.mdファイルを作成し、以下の構造で記述します。
markdown
---
name: ppt-generator
description: PPTプレゼン資料の自動生成。'PPT作って'、'スライド作って'、
'発表資料が必要' のリクエスト時にトリガー。マークダウンをスライド構造に変換。
---
# PPT生成スキル
## 実行順序
1. テーマとターゲット聴衆を把握
2. 目次草案を作成して確認
3. 各スライドの内容を作成
4. 核心メッセージの強調ポイントを追加Descriptionの記述が核心
スキルが正しくトリガーされるにはdescriptionをうまく書く必要があります。
markdown
❌ 悪い例
description: ドキュメント生成スキル
✅ 良い例
description: PPTプレゼン資料の自動生成。'PPT作って'、'スライドが必要'、
'発表資料を作って' のリクエスト時にトリガー。目次作成 → 内容埋め込みの順で進行。核心機能 + ユーザーが使いそうなトリガー表現を3つ以上含めることが重要です。
実践活用例
/client-report # クライアントレポートの自動生成
/code-review # コードレビューチェックリストの実行
/ppt # PPTプレゼン資料の生成
/deploy-check # デプロイ前チェックリストの実行💡 カスタムコマンド(
.claude/commands/)と混同しやすいです。
コマンドは決まったワークフローを実行し、スキルはドメイン専門知識をAIに注入する用途です。